3月7日(日本時間3月8日)

 今日は午前10時からホテルの近くにある日本庭園をボブ,リンクさんの案内で訪問しました。幸い女性の日本人管理人が園内を案内していただきました。ここにも単身で日本女性がアメリカに来て仕事を求めて、この庭園管理をまかされている姿をみました。庭園はボランティアの人々で松の手入れ、清掃、と忙しそうに働いていました。
 この国では公共の施設の中で仕事している人の多くがボランティアであることに、いつも感銘を受けています。青空の中、美しく整備された日本庭園、池には鯉が泳ぎ、燈篭があり、滝があり、小さい丸木橋があり、茶室があり、典型的な日本庭園でした目ただよく見ると日本で見る苔ではありませんでした。松や下草も日本のものと違いました。その点を聞きましたら最初は日本の庭園と同じものを植えましたがこの乾燥した砂漠の大地と夏45度にもなる高温で枯れてしまいましたと管理人は笑いながら話されました。日本庭園をそのままもってきても管理には大変な苦労があることを感じました。
 午後、スプリングキャンプをしているメジャーリーグのオープン戦を観戦しました。やはり野球はアメリカでは大人気、入場にはきびしいチェックを受けましたが球場内に入るとあまり大きくない球場ですがほぼ満員、大きな歓声、選手を紹介する大きなスピーカーの音、日本と変わりはありませんが、内外野の観客席の前には柵がないのでいつファールボールが飛んでくるかわからず、野球に集中して観戦していました。子供たちはファールボールを捕ろうとグラーブ片手に最前列で歓声をあげ、頑張っていました。それにしてもさんさんと照りつける太陽、コーラを飲んでもこの暑さ、ゲームの途中で退散、夕方の展示会オープニングに備えホテルヘ帰りました。
 午後5時ごろ展示会オープニングの会場へ、パーティー形式で、TEOEメンバーはほとんど夫婦、家族、友人を連れて来館、これだけの人をどのようにして集めたのか、今日の朝、案内して頂いた日本庭園の管理人さん園長さん、在住の日本の人々、オープニングパーティーで会った愉快なメキシコ人とセレモリーが始まる前にはほぼ満員になりました。セレモニーは簡素でした。日本のように形式的にならずに撮影者の紹介と北村さんが持参したエロールヘの感謝状の授与だけです。食事もTEOEメンバーの奥さんの手料理、ボブの奥さんもエロールの奥さんも大忙し、後は話の合うもの同志、飲み、食べ、雑談、私も話の輪に入りましたが、そのころからアルコールもまわり、ブロークンな英単語を並べ身振りで応対していました。ただ通訳の人との話め中では金融危機で彼等の仕事にも深刻な打撃を受けていると話されたことが印象に残りました。いつのまにか時間が過ぎ、会場が閑散になり、TEOEメンバーと私たちだけが残りました。
 その後、二次会、車で移動して約15人か、メキシコ料理店ヘボリュウムある料理を出されたが最初の乾杯の強い酒で後のことはよく覚えていません。誰がホテルヘ送ってくれたのかも覚えていません。

photo by akira I. (3)